バックパッカーの聖地と言われる観光名所「カオサンロード」に実際に行ってみた感想
- 2019.02.18
- タイ

タイの首都バンコクには古くから世界中の旅人が集まると言われている場所があります。
そう。それが「カオサンロード」です。
バックパッカーの聖地として名高いカオサンロードには、今やバックパッカーだけにとどまらず、中国人や欧米人を始めとした外国人観光客が多く訪れる観光スポットとなっています。
そんなカオサンロードについて実際に行ってみたので、その雰囲気など現地の様子をお伝えしたいと思います。
昼は閑散とした観光地

バンコクを紹介するあらゆるサイトを見てみても必ず観光名所として名を連ねる「カオサンロード」ですが、その実昼間はそれほど賑わっているわけではありません。
正直大型のショッピングモールなどが立ち並ぶ「バトゥムワン地区」のほうが、観光客も地元の人も圧倒的に多いように感じました。
ただ訪れている人や暮らしている人にはかなり違いがあるように見えました。
旧市街地であるカオサンロードに訪れる人は長期の旅人、つまりバックパッカーらしき人が多いし、そこに住む人達も少し貧しく、街にはゴミゴミとした印象を受けました。
逆に「バトゥムワン地区」はショッピングモールがあるような商業地区であるため、観光客もショッピングを楽しむキレイな女性やダンディなおじさまが多く、地元の人もシャツにパンツをしっかりと着た小奇麗な格好の人が多かったです。
昼のカオサンロードも飲食店やタイ式マッサージ店、服屋を中心に開いてはいるものの、やはりどこか寂しい印象を受けました。
夜は道全てがお祭りや野外クラブのよう

昼とは打って変わって、夜のカオサンロードはそれはもうめちゃくちゃ盛り上がります。
音楽をガンガンに鳴り響かせ、大勢の観光客で賑わいます。
その様子はさながら大音量を響かせる野外ナイトクラブや渋谷や六本木のナイトクラブのよう。
近所迷惑なんて言葉はきっとこのエリアには無いのでしょう。
日本なら確実に警察が出張ってくるであろう光景がそこには広がっています。
熱気あふれる商売人たちの道
カオサンロードの昼も夜も共通している特徴といえば、客引きの押しの強さです。
道をフラフラしながらゆっくり歩いているとすぐに声をかけられます。
この積極性というか熱量の高さに、発展途上国の空気を感じました。
しかしそこまでしつこくも無いですので、怖がる必要は全くありませんが、その商売魂あふれる人たちの営みに感化されるものがあります。
怪しい人はチラホラいる
少し汚くも商売魂あふれる人たちが大勢いるカオサンロードですが、若干怪しそうな人もチラホラ見かけます。
大半は飲食店やマッサージ店、洋服店が占めていますが、中には明らかに怪しい人物もいます。
そういった人達は大抵、詐欺で有名なスーツ屋であるか、マリファナの売人か、エロ系の商売をしている人です。
そういう人たちと話している分にはなかなか面白いですが、着いて行った後どうなるかは保証できないので注意が必要です。
また道を出ると高額で街案内をしようとしてくるトゥクトゥクが大勢待ち構えています。
基本的に移動手段としてのトゥクトゥクは割高です。
アクティビティとして楽しむ分には良いですが、油断しているとすぐにボッタクってきますので注意しましょう。
あえてボッタクリとの戦いに挑むのも、面白いですが。
身の危険は殆ど感じない
バックパッカーの聖地として有名なカオサンロード。
観光地化されていることもあってか、ほとんど身の危険を感じることはありませんでした。
カオサンロードを含めた旧市街地には、薄暗い建物やかなり狭い路地裏など、危険な香りのする場所が結構あります。
それらの場所にも足を踏み入れてみましたが、何も起きることなく生還することができました。
ただ、運が良かっただけかもしれませんので、無闇に危なそうな場所に行く必要もないでしょう。
観光客も多い場所ですので、気をつけてさえいれば、ニュースなどで報道されるような危険に巻き込まれることも少ない場所と言えます。
まとめ
バックパッカーの聖地と言われる観光名所「カオサンロード」の様子についてご紹介しました。
全体的に夜の街という印象が強く、夜遅くまでたくさんのお店が空いていますので、最大限楽しむのであれば夜に訪れるのがおすすめです。
「ナナプラザ」や「ソイ カウボーイ」などの夜の男の街とは趣は異なりますが、カオサンロードも夜こそ楽しい場所と言えるでしょう。
バンコクに訪れた際はぜひ足を運んでみてください。
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