拡大を続けるスマートスピーカー市場が激変!?ついに中国企業がアメリカを上回った!

拡大を続けるスマートスピーカー市場が激変!?ついに中国企業がアメリカを上回った!

この記事では現在のスマートスピーカー市場についてご紹介します。

これまで世界の中でスマートスピーカー市場はアメリカが最大の規模を誇っていましたが、2019年1Qに爆発的な出荷台数の伸び(米国のアナリスト企業Canalysによると500%の成長を見せた)により、中国市場がアメリカ市場を上回ったというニュースが流れました。

そこでこれまでのスマートスピーカ市場について紹介するとともに、現在の中国市場で何が起こっているのか、ご紹介していきます。

 



これまでのスマートスピーカー市場はアメリカが牽引

ご存知の通り、スマートスピカートとはAIアシスタント機能を搭載した対話型の音声操作端末のことです。

2014年にAmazonが「Amazon Echo」を発売したことをきっかけに市場が急拡大し、2018年段階での30億ドル弱の市場規模を誇り、その5年後の2023年までに、120億ドル弱まで伸長する(諸説あり)と言われています。

 

ちなみに、最大のスマートスピーカー市場を誇るアメリカでは既に成人の4分の1以上が保有していると言われております。

 

現在のスマートスピーカー市場をけん引しているのは、もうすでにお馴染みになったAmazonの「Amazon Echo」とGoogleの「Google Home」の2つです。

 


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スマートスピーカー市場のシェアは2018年段階で「Amazon Alexa(Amazon Echo)」が52%、「Google Home」が32%のシェアを誇り、

そして2022年予想では、「Amazon Alexa(Amazon Echo)」が37%、「Google Home」が48%のシェアになると予想されています。

〈引用:https://voicebot.ai/2018/02/12/google-smart-speaker-market-share-leader-2022-homepod-pass-20-million-units/〉

 

上記の予測は2018年2月時点のものであり、アメリカの調査期間も今回話題となった中国の爆発的な市場拡大は読めていなかったことでしょう。

アメリカの市場規模を超えるレベルで市場が伸長し、かつAmazonもGoogleも全く市場に入り込めていない状況で成長が進んでいるのが、中国なのです。

 

中国のスマートスピーカー市場

2018年の第一四半期が終わった段階での世界の国別のスマートスピーカー市場シェアではアメリカが45.6%、中国が20%、韓国が8.1%となっており、中国はアメリカについで2位の市場規模ではあったものの、アメリカが倍以上の市場規模を誇っていました。

<引用:https://voicebot.ai/2018/05/23/u-s-falls-to-46-of-smart-speaker-sales-in-q1-2018-on-the-rise-of-alibaba-xiaomi-and-korean-device-makers/

 

しかし2019年に入り急激に市場規模を伸ばした中国が、すでにアメリカの市場規模を上回ったとの統計も出ています。

 

その要因となったのが、世界の最大手企業の参入を排し圧倒的なクローズドマーケット内でしのぎを削る、Alibaba、Baidu(百度)、Xiaomiの3つの中国企業が大きく規模を伸ばしたためです。

 

2019年の1Q時点での企業別のスマートスピーカー市場シェアを見てみると、その伸び方がよくわかります。

依然としてAmazonとGoogleがシェアのトップ2であり、順調に成長していることは間違いないですが、シェアの3,4,5位を占める中国3社の圧倒的な急成長具合には及ばず、国別で見るとアメリカが中国に抜かれてしまったことになります。

 

中国3社はそれぞれどんな特徴があるのか

圧倒的な成長を見せるAlibabaBaidu(百度)、Xiaomiですが、それぞれどのような特徴を持っているのでしょうか?

 

Alibaba「天猫精霊」

AliGenieと呼ばれる独自のオープンプラットフォームのOSを武器に、幅広いサービスに対応しています。

中国で人気のECサイトと連携し、音声による商品検索サービスを拡張することで人気を獲得しています。

 

Baidu「小度智能音箱」

中国国営テレビとスポンサー契約を結びプロモーションを実施し、12億人の視聴者を対象にクーポン1億枚を配布するなどのマーケティング戦略を行うことで、同社ブランドのスマートスピーカーの認知度を上昇させる戦略でシャアを伸ばしています。

 

Xiaomi「小愛音箱」

「小愛同学」と呼ばれる独自のキャラクター(下写真)によってファンを獲得していく戦略を撮っています。

彼女の声質はナチュラルラーニングで高い評価を受け、2018年の中国国際ビッグデータ産業博覧会において「先進技術成果賞」を受賞しました。

 

 

3社それぞれの特徴を生かした戦略を打っているが、いずれもシェア獲得のために多額の資金を投じた成果であると言えるでしょう。

 

まとめ

統計的な数値から中国のスマートスピーカー市場がアメリカを上回ったことについてご紹介しました。

今回の事例は改めて中国市場の大きさ、経済の強さを認識する結果となりました。

 

日本でも少しずつ広がってきて入るものの、アメリカや中国、そして韓国にもその浸透具合では劣っている状況からも、日本ではスマートスピーカーのが広く受け入れられ始めるのはまだまだ時間がかかるでしょう。

 

そして中国国内でしのぎを削っている3社が、今後中国国外へどのように進出していくのか、その仕掛け方については引き続き注視していきたい。