マルチ商法の「モデーア」を扱うワンダーランドというチームに実際入ってみて感じたリスク

マルチ商法の「モデーア」を扱うワンダーランドというチームに実際入ってみて感じたリスク

こんにちは。チリ毛(@chirigetravel)です。

この記事では、私が社会人になってから半年間ほど経験した、マルチ商法でビジネスを展開する「モデーア」という企業の商品を扱うビジネスチーム(サロンのようなもの)である、「ワンダーランド(現在は「MODEREみゆき&トレーナーチーム」と名乗っているようです)」という組織で経験したことについてご紹介しようと思います。

 

皆さんも一度は聞いたことがあるかと思いますが、この世にはマルチ商法というビジネスモデルがあります。

別名「ネットワークビジネス」や「MLM(マルチレベルマーケティング)」とも呼ばれ、日本では「ネズミ講」という名前で呼ばれたりもします。(正確にはMLMはねずみ講とは異なりますが)

 

検索などでも数多くヒットするワードではありますが、特に日本において評判が悪いことで有名です。

この記事では過去に実際にマルチレベルマーケティングを経験したことがある私が、MLM(マルチレベルマーケティング)について思うことをご紹介したいと思います。

 



MLM(マルチレベルマーケティング)とは

MLM(マルチレベルマーケティング)とは日本語でいうと「連鎖販売取引」と言います。

日本では俗称としてマルチ商法などと呼ばれ、別途法律で禁止されている無限連鎖講(いわゆるねずみ講)と近接する事例も多いため、MLM=ねずみ講と誤解されることが非常に多いです。

「連鎖販売取引」を英語で呼んだものが「マルチレベルマーケティング(MLM)」あるいは「ネットワークマーケティング」と呼ばれます。

「マルチレベルマーケティング」は多段階報酬システム、「ネットワークマーケティング」は販売システムと使い分けていることもあるようです。

 

具体的にどのような仕組みのビジネスかと言うと、日本の法律上は以下の条件を満たすビジネス(販売取引)のことを言います。

  1. 物品の販売(または役務の提供等)の事業
  2. 再販売、受託販売もしくは販売の斡旋(または役務の提供もしくはその斡旋)をする
  3. 斡旋により特定利益(紹介料や販売マージン、ボーナス等)が得られる
  4. 斡旋するにあたり特定負担(入会金、商品購入費、研修費等の名目で、何らかの金銭的な負担)を伴う取引(取引条件の変更を含む。)をするもの

 

簡単に言うと、特定の商品などを口コミなどで他の人に広め、その広めた人から商品が買われた場合、その商品の元締め企業から商品を広めてくれた人にマージンが支払われるビジネスです。

そして購入者が新たな購入者を勧誘し、その相手に販売する事で手数料を得るという形が、多段階式に連鎖していくビジネスのことを、マルチレベルマーケティングと呼びます。

 

マルチレベルマーケティングには多様なビジネスシステムがあり、

①組織の本部が個別の加入者との連鎖販売取引を行う「集中型」や、

②直近の上位ランクとの間で連鎖販売を行う「順次取り次ぎ型」

③商品販売と斡旋に係る取引が混在しているものなど、

マルチ商法を採用している企業によって取引の形態は多岐にわたることも特徴の一つです。

 

多段となる紹介者の集団の上位者が、その下部が行った商品流通又は役務提供の成果の一部を受け取る仕組みを持つのが一般的ですが、勧誘や販売の実績等で、報奨金の増減や加入者のランクが変動する仕組みを取り入れている所も多いです。

 

ビジネスの仕組み自体は悪いものではない

これまで説明してきた、口コミなど個人で商品を広め、自分から買ってもらうようなビジネスシステム自体は、違法ではないため、ビジネスシステム自体が悪いわけではありません。(個人的な考えですが)

 

問題なのは以下の行為をする悪徳業者(企業・チーム・サロン)がいるということです。

  • 個々人に対して、実質的に無限連鎖講(ねずみ講)に類する行為を行う
  • 商品の性能や品質を誇張する
  • 「簡単に儲かる」といった安易に収入になることを強調したセールストークを用いる
  • 長時間に渡って勧誘する
  • 市場価格より高額な値段の商品を販売する

上記のような法律やモラルに反する悪質な手法が横行してしまう事です。

 

現在ではかなり無くなってきているようですが、過去には上記のような手法を用いて商品を広げようとする事案が数多く発生していたようで、契約に際して各地の消費生活センターや国民生活センターへの問い合わせ・相談が相次ぎました。

その結果法整備の重要性が見直され、平成16年に特定商取引法が改正されました。

今では

・契約締結前や契約締結時の書面交付の義務付け

・広告への一定事項の表示の義務付けや誇大広告の禁止

・不適切な勧誘行為(不実告知、威迫困惑行為等)の禁止

・クーリングオフ期間は20日以上

・中途解約権の付与

上記のような規制がなされています。

 

個人的な見解ですが、問題となったのは上記で書いたようなモラルに欠く行為が横行してしまう余地があったことや、口コミで広めていくディストリビュータと呼ばれる販売員・販売代理店が法令を理解しないままモラルに欠く行為をしていたことだと思います。

 

自分が気に入った商品を宣伝し、それが自分の宣伝したところから売れた時にマージンを貰うというようなビジネス形式は、多段式でないにせよアフィリエイトなど似たような側面を持つビジネスは数多く存在します。

 

法律で定められている禁止事項である「不実の告知」や「誇大広告」などを遵守した活動であれば、何も問題ないのです。

問題がないどころか、少額で始められる面など考えると、個人で行うビジネスとしては選択肢の一つとしても良いでしょう。

 

日本でやるにはリスクが高い

法律を守った形で行うマルチレベルマーケティング自体には問題はありませんが、これから日本で始めるのはかなりリスクが高い事を認識ておきましょう。

リスクが高い理由としては、まず何より日本人のマルチレベルマーケティングに対するイメージが圧倒的に悪いことが上げられます。

それはもう最悪と言ってよいほどです。

 

平成15年までを中心にモラルに欠いた販売手法が横行し、マルチ商法=詐欺といったイメージや、マルチ商法=ネズミ講といった誤った認識が広まってしまいました。

ネット上にも悪質な販売手法の被害にあった方々の情報が数多く乗っているため、このビジネスで日本において金銭的な成功を掴むのは極めて困難と言えます。

 

難しさを表す例として、アメリカのある調査会社ではマルチレベルマーケティングで金銭的な成功を掴んでいる人は、全体の1%以下であるとも言われています。

アメリカでの例になってしまいましたが、イメージの悪い日本ではそれ以上に困難と言えるでしょう

 

更に実際にビジネスを始めるとまず知り合いに販売・勧誘するところから始まることが大多数のため、過去の友人関係を商売のために利用する形になり、場合によっては友人関係が壊れるリスクもあります。

 

またネットワークビジネスを生業としている集団には、非常に前向きで積極的な思考が好まれ、失敗するも成功するも自分次第であるといった考え方が広まっています。

その考え方自体は生きていく上でも後ろ向きで陰湿であるよりは好まれますし、個人でビジネスをやっていくには必要なマインドセットであると思います。

しかしマルチレベルマーケティングの集団はあまりにも前向きすぎたりする傾向があり、ある種宗教的であり、熱狂的な信者が大多数いるような状況が見受けられる。

  • 大して面白くもないことに爆笑する
  • 中身の無いことでも深くうなずくなど過剰なリアクションをする
  • 自分より経験のある先輩販売員が言うことに妄信的

上記のような一般的な人から見ると異常な集団となっているケースがあるため、そういった価値観や状況に気付かぬうちに染まっていることがあるので、その点も注意が必要です。

 

まとめ

どのようなビジネスも向き・不向き、メリット・デメリット、得られる対価に伴うリスクがあります。

私はあまりに日本でやるには不向きだし、私自身が価値を何も生み出していないなと感じたため、半年で辞めました。

サラリーマンとしての仕事が激務で余裕もなかったこともあり、販売チームに所属しているだけで友人などを勧誘する事などもなかったので、友人関係にヒビが入ることもありませんでした。(良かった)

 

マルチレベルマーケティングに興味がある方は、必ずそのビジネスについてのリスクや紹介してくれる人のこと、そしてその人の後ろにいる集団・企業のことなど、時間をかけて調べた上で、自身が取り組むかどうか判断しましょう。

 

そして世の中にはもっとまともにお金を稼ぐ方法があります。

そんな中あえてマルチ商法に手を出すのは正直ナンセンスのように思います。

もっとお金の勉強をして、世の中のビジネスを広く学び、お金についてしっかりと勉強しましょう。


この記事があなたの役に少しでも立てば幸いです。