財布もスマホもいらない!?究極のキャッシュレス決済「マイクロチップ決済」は日本でも普及するか?

財布もスマホもいらない!?究極のキャッシュレス決済「マイクロチップ決済」は日本でも普及するか?

この記事では「PayPay」などでおなじみのキャッシュレス技術の最先端である「マイクロチップ決済」について、その利便性や今後の発展の可能性についてご紹介していきます。

日本では2019年になって「PayPay」や「LINE Pay」など、ようやく頻繁に聞き始めた「キャッシュレス決済」ですが、世界では更に進んだ「マイクロチップ決済」が注目されています。

スウェーデンではすでに実用化され注目を浴びている「マイクロチップ決済」ですが、日本での知名度は全くと言ってよいほど皆無です。

「マイクロチップ決済」はどんなもので、どんなメリットがあり、日本でも広がっていくのか?

 

こんな疑問を解決していきたいと思います。

 

また「キャッシュレス決済」に関連して、「POSレジ」や「キャッシュレス決済企業の裏側」についても以下で紹介していますので、興味があればどうぞ。

 



マイクロチップ決済とは?

マイクロチップ決済とは「手の中(体内)に埋め込んだマイクロチップによる決済」であり、決済時は「手(チップを埋め込んだ箇所)をかざすだけ」なので財布は勿論の事スマホも必要としない決済です。

 

iPhoneやSuica同様のNFC機能を持つマイクロチップは親指と人差し指の付け根間付近の皮膚の下に埋め込むもので極小のチップの為、埋込む際の痛みは少なく、日本円にして僅か1万円程度で埋込が可能であり、「キャッシュレス先進国」スウェーデンでは既に鉄道会社等に於ける決済手段として実用化されており、であるスウェーデンでは既に4000人以上の人が利用しています。

 

 

マイクロチップの利用により、財布やスマホに見られる紛失の可能性が無くなるだけでなく、盗難や偽造の可能性も排除する事ができる為非常に便利でセキュアなソリューションであると言えます。

また、決済としての用途に限らず、オフィス/住宅等に於ける入退室管理・コンサート等に於ける入退場管理・病院等に於ける血液型/病歴等の確認など様々な用途での活用が想定する事ができる為、今後の発展が期待できます。

 

「マイクロチップ決済」はスウェーデンを中心に広がりつつある

上記でも触れた通り、スウェーデンではすでに数千人規模でマイクロチップ決済を利用するために、体にマイクロチップを埋め込んでいる人が居ます。

その他の国でも、体内に埋め込んだマイクロチップを社員証の代わりとして扱えるソフトウェア企業が実際にアメリカにあります。

 

 

これらの事例が少しずつ増えてきていることからも、IT先進国やキャッシュレス決済が進んでいる国や地域が先に進む形で、マイクロチップ決済は広がっていくことでしょう。

 

マイクロチップ決済のメリット

すでに世界では徐々に事例が増えている「マイクロチップ決済」ですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

完全な手ぶらを実現

「マイクロチップ決済」があらゆる店舗、公共機関、鍵などで導入されることで、これまで持たなくてはいけなかった「鍵、財布(現金)、クレジットカード、スマートフォン、チケット、社員証」といった重要なものを持つ必要がなくなります。

それにより外出や買い物、イベントへの参加などが本当に身体一つあるだけで可能になり、

・家に財布を忘れた

・家に鍵を忘れた

・家にチケットを忘れた

といったような問題が一切発生しなくなります。

 

今回のテーマとしては現金の代わりとなり「キャッシュレス化」を実現する技術として「マイクロチップ」をご紹介していますが、今後の発展性として上記で上げたようにお金だけではなく、鍵や、チケット、社員証などの代用になる可能性も十分に秘めているのです。

 

紛失リスクが0

もう一つの大きなメリットとしては、紛失のリスクが(限りなく)0であることです。

体内にチップを埋めこむので、これまで発生していた、

 

・財布を落としてカード類や現金を紛失。警察に連絡してカード会社に連絡して止めてもらい再発行して・・・

・社員証紛失して、総務部に連絡して再発行手続きをして、紛失の始末書を書かされて、上司からの評価も落ちて・・・・

・購入したチケットを無くして、楽しみにしてたいコンサートを見に行けず、約束していたパートナーを怒らせ・・・・・

・鍵をなくして家に入れなくなる。管理会社に連絡して到着するまで数時間外で待たされる。。。。

 

といった面倒で不幸な事故から開放されます。

これは圧倒的にQOLが上がります。

 

日本でも広がる可能性はあるか?

そんな「マイクロチップ決済」ですが、日本では広がる可能性があるのでしょうか?

 

私は休日にライブに行くのが趣味なのですが、ライブやお祭りなどの「イベント」でいつも感じるのが決済の煩わしさです。

 

殆どが現金Onlyの店であり、「左手にビール・右手にバッグの状態で、焼きそばを買う」の様なシチュエーションで「財布を出して、小銭を探して・・・」という作業は非常に煩わしい。

グッズ売り場に行けば後ろに大勢の人が並んでいるのにも関わらずジャラジャラと小銭を出すお客さんがいて・・・

「もう少し上手くいかないものか?」と感じる場面が多いのが、現在の日本でのキャッシュレスの普及の現状です。

 

最近ではようやく「話題のキャッシュレス」への対応という事でSuicaやEdyが使える決済端末が設置されていたものの、結局お店のアルバイトが扱いに慣れておらず、現金で支払った方が早いのではないか?と感じてしまう場面も多々ありました。

 

日本は現状その程度の低レベルなキャッシュレス社会であり、高度にテクノロジー化している世界中の社会を見回していくと、日本は先進国として大変遅れており、「もはや先進国ではない」という意見も多く聞きます。

 

現状ですでに遅れている日本ですが、「マイクロチップ決済」の広がりを阻むであろう要因をご紹介します。

 

体内に埋め込むことへの忌避感

海外でも多くの人が感じることでしょうが、特に日本人では体内にマイクロチップを埋め込むという行為に対して「なんとなく嫌・何が起こるかわからない・体に悪そう」といった忌避感の問題があります。

 

日本人はタトゥーやピアスといった自分の体をいじるファッションを嫌がる人が主に40歳を超えるような世代に多いです。

 

そのような「親にもらった体を傷つけるのは嫌」という感覚を持つ人が多い国ですので、体を傷つけてチップを埋め込む行為自体を嫌がる人は多く、広がりを抑制する要因となるでしょう。

 

テクノロジー上の問題に対する人々の理解

「体を傷つけるのは嫌」という意見の人以外にも、技術として不安視する人の存在も広がりに影響するでしょう。

 

具体的には、

・長期的に見て人体に悪影響を及ぼす可能性を捨てきれない

・体に埋め込んだチップに不正にアクセスされるかもしれない

といったような、技術自体をよく理解しない層の「なんとなくの不安」「万が一のリスクを想定した不安」などがあります。

 

これらは新しいテクノロジーが生まれると必ずついてまわる問題ですの時間とともに解消されていく可能性は高いですが、急速な広がりを阻害する要因と言えるでしょう。

 

キャッシュレスへの抵抗

未だに日本人の多くには「現金至上主義」が根付いており、そういった人たちはキャッシュレスによる利便性には興味がなく、「現金=安心」という固定された価値観で生きていますので、キャッシュレス決済の技術になど興味もなく、使うこともないでしょう。

 

まとめ

マイクロチップ決済についてご紹介しました。

世界では徐々に広がり、さらなるテクノロジーの進化や人々の理解のもと、ほとんどの人が体にチップを埋め込むような世界が来るかもしれませんが、日本は高い可能性でその波には乗り遅れることでしょう。

IT産業で大敗する原因となった日本の文化や法律、行動の遅さ、無知な大衆を煽るマスコミなどがあり続ける限り、今後日本がテクノロジーで世界に誇れるものを生み出すのは難しい。

 

いつになるかわかりませんが、時が来ればいずれ利用者として日本社会でも浸透する未来が来るかもしれませんが、まだまだ先の話でしょう。