スマートフォンでPOSシステムが使える「モバイル決済POSレジ」とは?これまでの課題と強みについて解説!

スマートフォンでPOSシステムが使える「モバイル決済POSレジ」とは?これまでの課題と強みについて解説!

こんにちは。チリ毛(@chirigetravel)です。

この記事では旧来のPOSレジに代わり、タブレットやスマートフォン端末をPOSレジとして利用できる「モバイル決済POSレジ」についてご紹介させて頂きます。

 

近年「LINE Pay」や「Pay Pay」などの大型のお金バラマキキャンペーンのおかげもあり、日本でもキャッシュレス決済が大きな話題になっています。

世界的に見るとま日本のキャッシュレス社会への歩みは遅いですが、徐々に進み始めてきている状況と言えるでしょう。

 

そんなキャッシュレス決済システムの先駆けとも言える「POSレジ」について、

  • そもそもどんなシステムなのか?
  • これまでのPOSレジの課題とは?
  • モバイル決済POSレジって何?
  • 何がすごいの?

といったことについてご紹介していきたいと思います。

 



POSレジとは?

POSレジと言う言葉に聞き覚えのない人もいると思いますので、簡単に説明しておきます。

レジとはコンビニや小売店などのお店にあるレジのことです。

意味不明なのは「POS」でしょう。

 

POSとは「Point of sales」の頭文字をとったもので、日本語訳をすると「販売時点情報管理」となります。

販売時点情報管理」とは、物品販売の売り上げ実績を単品単位で集計する管理手法のことを指し、これをシステム化したものをコンビニなどのレジに組み込まれたものが、「POSレジ」と呼ばれます。

POSレジ」ではお客様との金銭と物品のやり取りをレジに入力することで、「いつ、どこで、何が、どれくらい売れたか」を把握することができ、その情報を利用して店の在庫管理や売上予測を立てることなどに活用でき、ビジネスに良い影響を与えてきました。

 

従来のPOSレジの課題

そんな便利で利用できれば売上アップ間違い無しのPOSレジですが、導入にはいくつかの課題がありました。

コストが高い

複数端末・店舗を跨ぐ売上在庫管理や顧客分析がシステム上で可能となるPOSレジは利便性が高く、コンビニやチェーンの大型店舗に於いては見ない事はない程に普及が進んでいます。

一方で導入には高価な本体のみならず各種周辺機器(バーコードリーダー・専用無線端末・レシートプリンター)等の購入・レンタル費用に加え、システム開発費も必要となり、初期コストは100万円超が必要と言われています。そしてそれ故に中小規模の小売店は導入に踏み切れていない現状があります。

(https://rejichoice.jp/ipadregi-estimate/より転載)

 

また、キャッシュレス決済と合わせて導入するためには、クレジットカード払いやSuica・PASMO/ID/Edyなどの「かざす」決済に対応する為には高価な専用読取端末を購入し、必要に応じてPOS連携の為の開発を行わなければならない場合もあり、更にコストが上乗せされています。

 

レジがごちゃごちゃしがち

課題はコストだけではありません。

日本に数多くの種類があるキャッシュレス決済のシステムに対応するためには、いろいろな機械が必要になります。

大型のPOSレジの横に、別途Suicaの読み取り端末を置いて、クレジットカード読み取り端末を置いて・・・

といった風にスペース上での課題やユーザーエクスペリエンス上の課題も挙げる事が出来ます。

 

Suica/PASMO/Quickpay/iD等全てを同時に読み取れる端末は高価なので、異なる規格の読み取り端末を複数台置いている店舗もよく見かけます。

皆さんも「どこにタッチすればいいの?」と感じるれじに出会った事もあるのではないでしょうか。

 

このように、コスト面と使いにくさの面で、これまでのPOSレジには課題がありました。

それを解決してくれるのが、モバイル決済POSレジなのです。

 

モバイル決済POSレジの登場

従来のPOSレジの課題解決し中小店舗での導入を狙ったのが「モバイル決済POSレジ」になります。

 

モバイル決済POSレジは専用アプリをダウンロードするだけでiPadなどのタブレットやスマートフォン端末がPOSレジとして機能する、というものになります。

またクレジットカード読取/NFC(かざす決済)読取端末も以下の様なイヤホンジャックに差し込むだけの廉価な物が利用可能になっています。

 

今やほとんどの人が使っているスマートフォンで代替できてしまうという、なんともお手軽なシステムです。

モバイル決済POSの強み

そんなモバイル決済POSにはどんな強みがあるのか?

紹介していきたいと思います。

 

導入コストが低い

まず一番に上げたいのがコストの安さです。

上述の通り、スマホ/タブレットにアプリをインストールするだけでPOSレジとして利用可能である為、高価で大型の専用端末を購入する必要がありません。

またすでにPOSレジとカード読取端末間の連携が終わっている為、別途連携の為の開発費を必要としないケースが多いです。

 

従来のPOSレジの多くはローカル環境(顧客サーバー上)に売上管理システムを構築するケースが多く、そのためのシステム開発費が負担となっていました

しかしモバイルPOSレジ事業者の多くがfreeeを初めとするクラウド会計ソフトとの連携がされており、システム開発費やサーバー維持コストを必要としません

 

従来のPOSシステムと比べたときのコストの安さからくる手軽さのおかげで、店舗側の導入ハードルを下げることができています。

 

コンパクト・デザイン性

iPadやスマートフォンと一部周辺機器のみの設置で済む為、省スペース化かつ見た目の「スタイリッシュさ」に繋がります。

又、従来POSレジと異なり持ち運びが可能である為、カフェや飲食店に於いては「座席で決済」が可能になります。

 

入金サイクルが早い

一般的にクレジットカード決済による売上が店舗に「入金されるのは月1~2回かつ1か月後」という入金サイクルでした。

しかし多くのモバイルPOSレジ事業者は毎週1回、早い事業者だと翌日入金が可能となっており、キャッシュフローが安定しない中小事業者にとっては大きなメリットとなっております。

 

中国人観光客の取り込み

クレジットカードの審査を通過する事が出来ない人口が多い中国ではAlipay/WechatPayといったQRコードが急速に普及しており、「日常の支払いはAlipay/WechatPay。1か月で使う現金は数百円。」と言われる程に高い頻度で利用されています。

その為、来日時に現金の両替やキャッシングを行わずに中国国内と同様に支払いができるAlipay/WechatPayでの決済に対応できる事は中国人観光客取り込みに於いて非常に重要なポイントとなっており、AirレジCoinyといった一部のモバイルPOSレジはAlipay/WechatPayに対応している為、注目を浴びています。

 

主なモバイル決済POS事業者と特徴

それではここからは具体的なモバイルPOSレジ事業者とそれぞれの特徴についてご紹介します。

事業者名 特徴
Square Twitterの創立者Jack Dorsey’sによって創立されたアメリカ企業。最短翌営業日からの導入が可能。
Coiney 元Googleで国内インターネット広告業界大手のFreakOutの創業者佐藤祐介氏が率いるHeyによって提供。WeChat Payに対応。
AirPAY リクルートが提供。Alipay/WechatPayに対応。振込手数料が無料
楽天Pay 最短翌日入金。他のQR決済事業者と異なり電子マネーやクレジットカードに対応。
LINE Pay 期間限定で決済手数料が無料。決済手数料が振込手数料無料
PayPay 期間限定で決済手数料が無料
Origami Pay: Alipay・銀聯に対応。

 

上記事業者は初期費用及び月額費用は基本的に無料であり、対応可能決済のバリュエーションや導入までの期間・入金の速さ・入金時の振込手数料の安さなどを差別化要因としています。

 

まとめ

旧来のPOSレジに代わり、タブレットやスマートフォン端末をPOSレジとして利用できる「モバイル決済POSレジ」についてご紹介させて頂きました。

 

今や店舗ビジネスでは欠かせない存在となっているPOSレジが簡単に安く導入できる新技術として注目を集めています。

このシステムが広がってくれば、日本でもさらにキャッシュレス化が進んでいくことでしょう。