ハンドボールのステップシュートを高確率で決める【コツを解説】

ハンドボールのステップシュートを高確率で決める【コツを解説】

今回はハンドボールの基礎的なシュートでありながら高等技術にもなる、「ステップシュート」のコツについて、青年国体代表経験のある私が解説します。

ハンドボールにはジャンプシュートやサイドシュート、ノーマークシュートなど様々なシュートがありますが、ステップシュートはヨーロッパのトップリーグなどでも頻繁に使われる強力なシュートです。

 

基本プレーではありますが、極めることで強力な武器となりますので、この記事の内容を参考にプレーで実践できれば、チームの点取り屋となり活躍することが出来るでしょう。

 

この記事は特にセンターや45度などのフローターの選手で、自分の得点力を身に着けたい人・相手チームの脅威になりたい人には是非読んで頂きたいです。

 


ステップシュートのメリット

ステップシュートのメリットは様々ありますが、代表的なものをいくつか上げるとするなら、

  • 足が地面についており安定するので、初心者でも強いシュートが投げやすい
  • 素早くバリエーション豊富なシュートが打てるので攻撃の戦術の幅が広がる
  • 小さいモーションやフェイントを織り交ぜることで、キーパーやディフェンスがタイミングを取りにくく、守りにくい

といったものが挙げられます。

 

まずはステップシュートシュートがどのようなものか、トップ選手の動画で完成形を見てみましょう。

 

様々な腕の振り方、タイミングでシュートを決めていることがわかるかと思います。

 

ステップシュートはジャンプしながら放つロングシュートとは異なり、地面に足をついた状態で打つシュートです。

そのためジャンプしながら投げることに慣れていない初心者でも強いボールを投げやすいという特徴と、ジャンプ動作を挟まないため素早く様々なモーションでシュートが打てるという点でメリットがあり、トップ選手にも重宝されるシュートです。

このシュートを極めれば、点取り屋のエースプレイヤーになることも夢ではありません。

 

ステップシュートのコツ_初心者向け

それは初心者向けのコツについて解説していきます。

初心者はまだボールを投げるという動作に慣れる必要がありますが、投げ方のコツとしては「全身を使って大きなフォームで全力で投げる」ことです。

野球のピッチャーや外野手の遠投のようなイメージで体全体の力を使い、体を回転させるのに合わせて力強いボールを投げましょう。

 

初心者向けには以下の動画の練習風景が参考になると思います。

 

元日本代表キャプテンの東さんの指導、分かりやすいです。

 

動画内の説明でもありましたが、しっかりとゴールの中の四隅や股下などのコースに狙って投げることも大切です。

 

以下の動画も細かく動作を分解して説明してくれているので、わかりやすいです。

体の回転を生み出すために利き手側と反対の手をゴールに向け、そこから体を回転させるように使い、ボールを投げているのがわかると思います。

 

またボールがしっかり握れていないとすっぽ抜けてボールが明後日の方向に行ってしまうので、ボールをしっかり握ることもコツの一つです。

 

初心者向けのステップシュートのコツまとめ

  • 全身の力を使い力強くボールを投げる
  • 体を回転させるようにし、ボールに力を伝える
  • コースを狙って投げる
  • しっかりとボールを握る

 

ステップシュートのコツ_中級者以上向け

これまでは初級者向けのステップシュートを力強く投げるためのコツを解説しましたが、ここからは実際の試合で決まるステップシュートを打つためのコツを紹介します。

 

シュートモーションを可能な限り早く・小さくする

初心者向けのコツで書いたことと逆のことを言ってますね。笑

 

しかしトップ選手たちの動画を見ていると分かりますが、皆素早いモーションでステップシュートを打っていることがわかると思います。

これはコースが空いている一瞬を逃さずに打つことがステップシュートを決める上で重要であることと、キーパーやディフェンスに止める準備をさせないことが、ステップシュートを試合中に決めるには重要だからです。

 

そのため、可能な限りボールを引く動作や体を反転させる動作を少なくし、肘から先だけを柔軟に使ったコンパクトなシュートフォームで打つことが、ステップシュートのコツと言えます。

※無理なシュートフォームで打つと肩や肘を痛めやすいので、違和感を感じたらすぐにシュートフォームを見直しましょう。

 

他のプレー動作に織り交ぜて打つ

これもキーパーやディフェンスのタイミングを外す上では重要なコツです。

以下の銘苅さんの動画でも紹介されていますが、一対一のフェイントの途中でシュートを打ったり、パスの動作からステップシュートを打ったりなど、他のプレー動作に織り交ぜてステップシュートを打つと効果的です。

 

 

どんなタイミング・距離からでも早いモーションでステップシュートを打ってくる選手というの、ディフェンス・キーパーにとってとても驚異になります。

他のプレーの中にステップシュートを織り交ぜるのはかなり難しいですが、出来るようになると一段上の選手になったと言えるので、根気強く練習してみましょう。

 

打ち方・タイミングのバリエーションを複数持つ

上級者になればなるほど、シュートのバリエーションを多く持っているもので、それはステップシュートという括りの中でも同じことが言えます。

よく見かけるオーバーハンドのステップシュートだけでなく、サイドスローのステップシュートなど、ディフェンスを躱すための複数のバリエーションを持っておくことで、ステップシュートは更に強力になり、決定力は格段に上がります。

 

ステップシュートの使い所、タイミング

上記で解説したコツの中でも少し触れている内容ではありますが、ステップシュートはディフェンスやキーパーのすきを突くために用いるのが最も効果的です。

しかしジャンプシュート比べて高さがないためディフェンスのブロックに捕まりやすいというデメリットもあります。

またミドルシュート・ロングシュート全般に言えることですが、ディフェンスが自分に対して高く出ておりプレッシャーを強くかけられている状態ですと、力強く早いシュートを打つのは難しいです。

 

ですので使い所としては、

  • ディフェンスの位置がずれており正面が空いたタイミング
  • ディフェンスが低く下がっているとき
  • ディフェンスがステップシュートを警戒しておらずブロックの手を出していないとき

などが、ステップシュートが最も決まりやすいタイミングです。

 

上記のタイミングをプレーの中で見つけ出し、ボール回しや1対1の流れの中で使えると、とても有効なプレーになります。

 

またさらなる上のステージではありますが、ディフェンスに対してステップシュートの驚異を植え付けたあとは、ステップシュートをシュートフェイントとして活用し、次のプレーにつなげることもできるので、ステップシュートを高度に身につけることでプレーの幅が更に広がります。

 

まとめ

ここまでステップシュートのメリットやコツ・使うべきタイミングなどについて解説してきました。

プレーとしてはボールを投げるだけという基本的な内容ではありますが、突き詰めるととても奥が深く、かつ強力な攻撃手段となるだけに、フローターの選手にはぜひ身につけてほしい技術の一つと言えます。

 

そしてこれまで解説してきた内容をまとめて表現すると、

ステップシュートのコツは、相手の準備が整っていないタイミングで、素早く的確に速いシュートを打つ

ということに集約されます。

 

まぁそれが難しいのですが。笑

ディフェンスやキーパーからしたら、「急にシュートを打たれて、構えるまもなく気がついたらシュートが入っていた」という状態にすることを目指しましょう。

 

そのために何度も実践の中でステップシュートにチャレンジし感覚を養いつつ、コンパクトなシュートでも速い球が投げられる体作りをする必要があるわけです。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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また練習やトレーニング指導のご要望なども受け付けておりますので、その場合もTwitterのDMなどにてご連絡を頂ければ相談に乗らせていただきます。

 

一緒にハンドボールを上手くなって、ハンドボール界を盛り上げていきましょう!